米国のNPO法人LIFEはLIMRAと共に、生命保険とその他の金融商品について、消費者意識調査を毎年行っています。

今回は本年1月に2000人に対して英語とスペイン語による調査を行いました。

その報告書が「2013 Insurance Barometer」と題して先日発表されました。

今回の調査結果を見ても、米国の消費者は日本人と同じような感覚を持っていることが判ります。

しかし細かく読んでみると日本人のそれとは多少異なることが判ります。

 

報告書の中身でポイントとなる点を紹介します。

  • ○消費者の3分の2は生命保険に加入している。残りの3分の1は生命保険に加入していない。
  • ○消費者の3分の2が退職後のファイナンスについて心配します。特に45歳から64歳までの消費者においては72%が心配であると答えた。
  • ○消費者の3分の1が生命保険の保障額が足らないと思っています。
  • ○消費者の86%は生命保険を購入する前にインターネットで調べている。
  • ○生命保険を対面販売で購入することは最も望ましい方法です。しかし消費者の4分の1はインターネットで生命保険を買いたいと思っている。

 

【感想】

この報告書を読んでの感想は、生命保険を選ぶとき、日本人より米国人の方がより慎重に選んでいることが判ります。

義理・人情・プレゼント等で生命保険を選ぶのではなく、地に足が付いた姿勢で生命保険商品を選んでいることが判ります。

彼らは、生命保険はそれだけ高額な買い物であると言うことを学習しているように思います。

わたし自身、米国の情報が全て正しいとは思いません。

しかし大事な財産を他人に任せると言うのではなく、それを自分のもの家族の大事なものとして丁寧に検討したうえで選択するという姿勢は見習うものが有ります。

今回はこの報告書を作成したNPO法人The Life and Health insurance Foundation for Education(LIFE)を紹介します。

当NPO法人の設立趣旨を見てみますと、次のような文が記述されています。

LIFEの使命は、生命保険や関連する金融商品について消費者を教育することです。

例えば、障害保険の紹介では、「あなたにとっての最も重要な資産というのは、家・自動車・宝石のようなものでは有りません。 それは生活を維持するために、あなたの稼ぐという能力です。是非そのことを熟慮してください。」

LIFEのURL http://www.lifehappens.org/

LIFEより発表された消費者意識調査報告書は http://www.lifehappens.org/barometer/ で入手出来ます。

日本国内にも、生命保険を販売する目的でアップされている様々なサイトが有ります。

それは見え見えの保険を販売することを目的とした外務員や代理店やアィナンシャルプランナーの記事です。

しかもその大部分は法律的にも約款上も不備が目立ち、ときには目を覆いたくなるようなサイト記事も少なく有りません。

私達はエビデンスに基づく確かな情報提供を心掛けていきたいと思います。(2013年5月)