Sさんのご主人(60歳代)は会社の役員でしたが、肺がんと診断されてから5年目を迎えていました。

子供さんは大学院生でした。

彼女は病院に泊まり込みでご主人の看病にあたっていました。

ある日、子供さんの勧めで私どもの患者会へ電話相談に来ました。

「生命保険には加入しているのですが、2カ月後には保障が切れてしまうのです。保険会社に問い合わせしたところ、保障が切れる前に2年以上の期間があれば、他の保険種類へ変更(注1)することも出来ますが、現時点では、保障期間を長くすることは無理といわれてしまいました。」

よくよく聞くと、保険に加入してきた期間は30年になるといいます。

保険会社の担当者は何年も前に退職しており担当者不在という状態が長い間続いていました。

事前に生命保険をチェックするなどの備えをしていればこんな事にはならなかったと、悔やんでも悔やみきれない思いを吐露されました。

 

(注1)保険商品のコンバージョンと言います。保険会社または商品によって取扱いが異なります。