Mさんは血液がんを患っていました。

移植手術のために約2カ月間に渡って病院に入院しました。

その間に銀行口座の残高は不足となり、2か月間に渡って保険料引き落としができませんでした。

その結果、保険契約は失効となりました。

契約が失効すると、保険金を請求しても保険金給付を受けることが出来ません。

そこでMさんは復活という選択肢も考えてみました。

そして保険会社とは何度も交渉しましたが、その主張は受け入れてはもらえませんでした。

結局、Mさんは訴訟で解決を図ることになりました。

地裁では敗訴、高裁では逆転勝訴、最終的に最高裁で敗訴となりました。

このようにMさんは、2度の保険料滞納で、生命保険を失ってしまいました。


「復活」とは、失効した保険契約を元の状態に戻すことを言います。

その場合 滞納している保険料を納めるに留まらず、保険会社の承諾を得ることが必要となります。

保険会社は承諾にあたって、健康状態を告知書で判定し、承諾・不承諾を決定します。

結局、疾患を持つMさんは保険契約を復活させることが出来ませんでした。

 

(平成22(受)332 生命保険契約存在確認請求事件 平成24年03月16日 最高裁第二小判)